我が家の貯金箱

お家大好きつま子と、自然大好き夫の子育て奮闘の日々 アラフォーでもあきらめない!子供の教育資金と老後の資産形成始めました。

コロナ禍での出産

コロナ禍での出産を不安に思っている方へ、実体験をご紹介します。

産院は総合病院で里帰り出産

早めに里帰りしかない

里帰り出産でしたが、診察の2週間前から実家でおこもり後にしか診察出来ませんでした。

里帰り出産の場合は37週までには里帰り先の産院にかからなければなりません。つま子は出来たら30週から帰省してと言われました。実際には32週くらいだったかな。多少の融通はききますがその辺は産院と仕事先の相談になります。

通常なら早めに帰省するか、その時だけ産院に通うことも出来るのですが、コロナで隔離後にしか診察を受けることが出来ないので、帰省の一択しかありませんでした。

産休まで仕事を続けることは出来ず、産休の一ヶ月以上前から休んで実家に帰省することになりました。

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家に帰ることも出来ない

産院からは、自分の家に帰宅することもしないでくださいと言われ、完全に実家におこもり状態です。ちなみに産院から妊娠中にコロナにかかったら出産できる場所ないですよと言われました、実際には医療者が何とかはしてくれると思いますが、それくらい産院もピリピリした状況です。ただでさえ免疫力の落ちている妊婦と新生児ばかりの産院でコロナを発生させるわけにはいかないという意思を感じました。

出産準備はネットで

まず、家に帰ることが出来ない上に、通常よりもかなり長期滞在になるので実家へ持っていく荷物の選定が大変でした。旦那さんに持ってきてもらえるけど、電話でお願いしてもお互いに分からず、あるもので何とかやりくりして、どうしても足りない必要なものはネットで注文しました。

夫とは会えない

夫ともずっと会えませんでした。出産前は、正直不安で不安で…。ただでさえ初めての出産。しかも高齢出産。コロナで病院はピリピリしているし、ネットの体験談はひどいものばかりでした。夫とは多少のいさかいはあるものの、仲もいいので、結婚してから初めて何ヶ月も離れて寂しくて、出産もお腹の子供がちゃんと産まれてくるかも不安で、実家に帰省してから2日に一回は泣いて過ごしていました。

 

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ママ学級はオンラインで

パパママ学級は産院も公共もすべて中止で、産院からオンラインで出産と母乳のスクールが2回だけありました。今だったら、オンラインのスクールが結構出ているのでそちらを受けてもいいかもしれませんね。

いざ出産

途中で入院することになり、一時退院しました。今年の大雪を見越して早めにもう一度入院するはずが、その前に陣痛がきました。

面会禁止、立ち合い出産禁止、付き添い禁止、そもそも産院内に立ち入り禁止

産院は面会禁止、立ち会い出産も禁止でしたので、産院まで送ってくれた両親は病院の入口にも入れずそのまま帰宅になりました。

立ち合い出産はNG、付き添いもなし、代わりに助産師さんがいてくれるけど、ずっとついていることは無理と言われていました。

ビデオ通話はOKだったので、色々励ましてもらおうと思っていたのですが、実際には痛みと痛みの間に少しでも休むため、寝てました…。電話はしたものの、途中で寝落ち。体力温存のため、話をしている余裕はなかったです。

助産師さんはたまに様子を見に来る程度で忙しそうで、水分もストローで痛みの合間に自分で飲みました。呼んだら来てくれるんですが、正直呼びづらかったです。痛みに耐えられなくなったら呼び出していましたが、たまに様子を見に来てくれる以外に呼び出したのは結局、遠慮しまくって2回くらいですかね。

ちなみに、分娩室の指定された体勢なんですが、あれって完全に医療者側がやりやすい体勢で、妊婦さんのための体勢ではないんですね。自分でやってみてびっくりするぐらい産みにくい。フリースタイルの出産が出てきたのも納得でした。

つま子は、フリースタイル出産をしたいけど高齢出産になるので次も同じ体勢ですかね。産みにくくても何かあった時に医療者側がやりやすい方が、母子ともに生存率が高そうですし。

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結局、LINEで状況を連絡し、産む直前になってからビデオ通話をしました。ビデオ機能はほとんど使わず、スマホを持っている余裕なんかないので、枕元に置いて声のみで励ましてもらいました。幸い夫に産声を聴かせてあげることは出来たし、見苦しい部分は見せなくてすむし、私も見られてると気になるので、結果的にはビデオ通話でよかったかなと思いました

出産当日は放心状態で、とにかく横になっていました。寝ようにも寝れず、出産報告をしてみたり…、出産後の手続きを確認したり。とりあえず、無事に産めてよかったなぁとしか感じていませんでした。

 

出産後

2日目や3日目は何をしていいのか全く分からず、何を聞けばいいのかも分からず、呼ばれたら授乳する(でも母乳は全く出ない)感じでした。出産前の突然死の予備知識がぐるぐると頭をまわって、子供が本当にまだ生きてるか不安になったり…。ネットで体動感知のマットを探したりしてました(笑)結局買いませんでしたが。

子供とも面会禁止

出産後も当然、面会禁止。誰も会いに来れず、荷物も病院の職員を挟んでやり取り。休めましたが、子供と会いたいのを我慢している夫を見てると泣きたい気持ちになりました。

届け出は夫におまかせ

届け出などの書類は産院にもらわなければいけないものもあります。

すべて病院の職員を挟んでと、電話とLINEのやり取りでした。夫も妻もやることをわかってないと大変だと思います。あらかじめ何日までに何をどこに提出するか、どの書類が必要か調べてリストアップしておきました。

夫も出産直後の休みは1日だけです。その間に役場にいろいろな届け出を出すのは大変です。書類を取りに会えないのに産院に来てもらったり、1か月くらい夫の数少ない休みは届け出と書類や荷物の受け渡しのためにすべて使うことになってしまいました。

産院での時間

新生児はまだ寝てる時間も多いです。おむつ替えをして、ミルクをあげてその後に出ない母乳の搾乳や、寝れないけどあちこちギシギシする身体を少しでも休める時間にあてていました。まだ悪露の量も多く、貧血なのか少しくらくらしてました。

洗濯物も産院で行いましたが、入院日数が短いなら産院のタオルと病衣の貸し出しを利用してもっと色々助産師さんに習っておけば良かったかな。ただ、時間はありましたが、何をしていいのか分からず…助産師さんに何を聞いていいのかも分からず、まぁそんなもんですよね。

母乳のためとエアコンがめっちゃ効いてるので喉が渇くのですが、1日目と2日目は  お茶を取りに行くのが遠くって…多めにペットボトルを持って行って本当に助かりました。

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退院

退院後も夫とは会えず

退院時に夫が来てくれましたが、両親から接触禁止が言い渡されていたので見るだけでした。

その後1ヶ月半で家に戻りましたが、その間に夫はわが子を見るだけで接触禁止でした。つま子の両親も孫を守ろうと必死です。

また、実家は田舎だったのでつま子自身もあまり帰省しているのを周りに悟られない方がいいのかなと、妊娠中も産後もあまり外に出ずにひっそり暮らしていました。もともと家の中にいるのが好きな性格だったのでそこまで苦ではなかったですが、田舎の周りの目を気にしながら里帰りするのも結構気を使います

2週間くらいして会陰の傷は治ってきたものの、子供の世話はコロナにしろコロナじゃないにしろ大変です。寝不足と悪露という出血が続き、骨盤がガクガクして上手く体が動かないのでふらふらでした。

買い物もあまりいけないので出産後も基本的にネット注文です。

出産後は子供の世話で正直コロナどころじゃなくなりました。

 

コロナ禍での出産は情報を収集するのも大変だし、何をしていいか分からないのが大変でした。ネットで情報を集めても、コロナと関係ない時期の情報しかなくいろいろなものが中止になっていました。

物理的にも人と会えないし、家にも帰れませんでした。

出産だけじゃなく結婚も新婚旅行も皆が出来ていたことが出来なくて悲しい思いはしました。でも産んでみて、出産は通過儀礼で思い出にはなりますが、子供と夫との普段の生活の方が大事だなと感じました。

いろいろ大変だと思いますが、時間は過ぎていくし、子供との生活は大変だけど何とかなるし、楽しいです。

出来ないことはコロナが終わってから形を変えてやればいいかなと思っています。

また、コロナが増えてきて周りも自分もピリピリしていると思いますが、時間が解決してくれることもあるのでとりあえず自分が出来ることを一つづつやっていきましょう。

楽しい子供との生活がきっと待っています。

人それぞれ状況が違いますし、産院によってもかなり違いますが、皆様の参考になれば幸いです。