アラフォーゼロからの資産形成〜目的は何?〜
皆さん何となくお金を貯めていませんか?
資産形成をする目的ってなんですか?
つま子は何となく貯めていたけれど、将来どれくらいかかるか不安でした。
目的を老後の資産形成と子供の教育資金に決めて資産形成の計画を立ててみるとすっきり不安が消えました。
つま子のおすすめする資産形成の作り方をご紹介します。
我が家はこの方法で、子供の具体的な教育方針を一緒に話し合うことが出来ました。
さらに、結婚前から気になっていた金銭感覚の違いも、お互いの考えを聞いて優先順位を決めたことで夫婦間の争いが減りました。
普段話し合いにくいことを聞くきっかけになります。
一つづつ、余裕のあるときにやってみてください。
- 資産形成の目的
- 1.最初は生活防衛費
- 2. 何歳にいくら必要かはっきりさせる。
- 3.現在の予定では何歳にいくらお金が入るかを計算する
- 4.何かあった時の保証がどれくらいあるかを調べておく
- 5.何歳にいくら足りないかをはっきりさせる
- 6.足りない費用の補填計画をたてる
- 7.固定費、変動費などの見直し
- 8.奨学金や住宅ローンなど低金利のお金を借りれる制度を活用
- 9.それでも上手くいかない時は
資産形成の目的
まず資産形成をする前に、現在の状況を確認して、いつまでにどんな目的の資金がいくら必要なのかをはっきりさせましょう。
資産を作る際に、リスクを取れば取るほどお金が増える可能性がありますが、お金が同じだけ減る可能性もあります。大金持ちなら高リスクの運用をしても生活に影響はないかもしれませんが、必要な分だけリスクを取る方が堅実な資産形成といえます。
資産形成をしていく家族と一緒に考えることをおすすめします。一人で考えてもパートナーとの考えが違っているとせっかく手間をかけて計画をたてても最初からやり直しになったりします。
つま子も夫と少しづつ話し合っていますが、状況によってお互いの考えが変わったり、あれにもお金をかけたいんだった!と気付いたりしました。
全部一気には出来ないので、一個つづ。
パートナーや家族の考えを聞ける貴重な機会になったり、金融感覚が少しづつ統一されたりもするので、家族みんなでやってみてください。
1.最初は生活防衛費
毎月の生活費がいくら必要か把握します。
出来れば、贅沢しない、生きていく最低限の生活費も把握しておくと資産形成をしやすくなります。
最初は、生活防衛費を貯めましょう。3ヶ月から半年分が目安です。
仕事が出来なくなった時、失業手当や傷病手当が入金されるまでには数ヶ月かかります。数ヶ月をのりきれる生活費を貯めておきましょう。
2. 何歳にいくら必要かはっきりさせる。
数年後に使うお金と、数十年後に使うお金では資産形成の仕方が変わります。
何歳くらいに、いくら必要かを書いてみましょう。
何年後にいくら使うか大体分かっているお金
- 住宅購入(どの程度の家に住みたいか、どの土地に住みたいか、賃貸でもいいか)
- 教育費(公立か私立か、どの程度子供の教育費をかけるか)
- 車購入(新車、中古車、何年乗るか)
- ローン返済(現在あるローンの把握、住宅や車のローンの予定)
老後の生活費
どれくらいの生活やどんな生活をしたいか考えておく
- 最低限の生活費(家賃、水道光熱費、スマホ代、食費、日用品、美容衛生代など)
- 必要経費(家の修繕費、車のガソリン代、町内費、医療費など)
- 変動費(おこづかい、子供・孫のためのお金、運動にかかるお金、旅行費用、美味しいものを食べるためのお金、趣味のお金など)
上記は、例なので自分で分けて考えてみましょう。
実際に年にいくら必要か大体でいいので計算してみましょう。
3.現在の予定では何歳にいくらお金が入るかを計算する
- 現在の給料(ボーナスは含めないこと)
- 貯金額
- 年金がいくらか、退職金がいくらか確認しておく
- 確定拠出年金や保険で将来的に入る予定のお金も全部計算に含める
4.何かあった時の保証がどれくらいあるかを調べておく
怪我や病気(働けなくなった時)
- 健康保険
- 傷病手当
- 高額医療費制度
- 入っている保険
死亡(家族のいる人)
- 入っている保険
- 貯金額
- iDeCo
- 遺産の分配(元気なうちに話し合っておくといいかと)
- 遺族への手当金
5.何歳にいくら足りないかをはっきりさせる
2)何歳にいくら必要かと3)現在の予定では何歳にいくらお金が入るかを見比べて、何歳くらいにいくら足りないかを計算します。
6.足りない費用の補填計画をたてる
数年以内
数年以内に使うと分かっているお金は、元本が保証されている貯金を利用します。
10年以上余裕のあるもの
教育資金などで10年以上余裕のあるものは、最低限は元本保証の貯金で貯めておき、余剰分はジュニアNISAを利用するのがおすすめです。
老後資金などで15年〜20年以上の余裕のあるものは、ぜひiDeCoを使いましょう。
ジュニアNISAとiDeCoで足りない分や、資金拘束したくない分は積立NISAやNISAを使いましょう。
7.固定費、変動費などの見直し
それでも足りなさそうなら、固定費や変動費の見直しをします。
いくら足りないかはもう分かっているはずなので、まずは固定費からスマホのプラン変更や格安スマホへの変更、購入する予定の車の見直し、購入する予定の家の見直し、入っている保険の見直しなどをして、優先する生活費を決めます。優先すると決めた生活費以外は節約して資金を捻出しましょう。
そもそも1で計算した最低限必要な生活費が、入ってくるお金よりも上回っている場合は、身の丈に合った生活が大切です。
もう一度、自分の生活でどうしても譲れないことだけを残して、後はお金をかけなくても楽しんで生活している人達を真似してみてはいかがでしょうか。
それでも足りない場合や、将来のお金のための投資費用が足りない場合は副業などをおすすめします。
ただし、時間が全然足りなくなるので、まずは生活を見直すことをおすすめします。
8.奨学金や住宅ローンなど低金利のお金を借りれる制度を活用
資産運用で出る利益よりも低金利のローンを活用するのはありだと思いますが、奨学金は子供の借金になります。あくまで奨学金で借りたお金は子供のお金です。なるべく子供の負担は減らしたいですよね。
よくよく考えて、返済計画と資金計画を立てましょう。
9.それでも上手くいかない時は
1~8まで行えばそうそう資金が足りなくなることはないと思いますが、それでも上手くいかないときは、最初の1の生活費がいくらかかっているか、最低限の生活費はいくらかの把握から再度行ってみましょう。
1~9までやるのは、かなりの労力がかかります。
全部一気にやる必要はありません。家族の余裕のある時を見計らって、一個づつ考えて、何度も練り直してみましょう。
つま子も夫と、何回も計画を練り直している段階です。知らなかった夫の考えや、老後の夢が広がりました。
資産形成の計画を立てるのは大変ですが、労力をかけたものに見合う、自分と家族の生活や将来の考え、資産形成の基準が出来るはずです。
人生はいろいろな要素で変化していきます。節目で見直して、上手に資産形成をしていきましょう。