超初心者のための「ドルコスト平均法」って何?
「ドルコスト平均法」とは、投資するやり方の一つで、リスクを低く抑えるために一定の金額を定期的に購入する分散投資方法です。
長期運用するには必ず覚えておきたい方法なのでご紹介します。
おすすめする人
- 低リスクで安定した運用をしたい人
- 長期投資で運用する人
メリット
- 買うタイミングでのリスクを抑えられる
- 市場の値段を気にせず、放置出来る
デメリット
- 短期で運用すると、高い値段で買ってしまい利益が出ないことがある
- 売る時の値段の影響が大きい
運用する考え方
一定の金額で、定期的に機械的に購入します。
ほとんどの証券会社で積立購入する方法があるので、設定されることをおすすめします。
商品の値段は、必ず高い時と低い時があります。
値段が高い時には少なく買って、さらに値上がりした時のために備えます。また、値下がりしても、少なく買っているので損の範囲は小さく収まります。
値段が安い時には多く買って、値上がりした時の利益を狙います。
ただし、値段が下がったからもう少し買おうかな。という方法ではなく、値段が上下しながらも上昇している株のような商品に使います。
長期で買っていくと、短期の値段の上下は関係なく大体平均くらいの値で買えます。
全体的に上昇している商品にこの方法を使うと全体が上昇した分の利益を得ることが出来ます。
どのタイミングで買うかは長期運用になるほどあまり関係なくなるので、少なくとも10年。出来れば15年以上の運用をおすすめします。
特に積立NISAやジュニアNISA、iDeCoなどの投資信託で良く使われる方法です。
必ず長期で利益が出ている投資信託先で使いましょう。
インデックスファンドと呼ばれる株の指数に連動するように運用する投資信託などは、ずっと拡大し続けている株式市場に連動しているのでおすすめです。
米国のS&P500、TOPIX(東証株価指数)、日経500とかですね。
10年以上の長期運用になるので、株の固有銘柄(株式会社〇〇などの1つの会社の株)で使うのは難しいかもしれません。会社はどうしても浮き沈みがあるので、10年20年確実に成長し続ける会社を探し出すのは大変です。
売るタイミング
ドルコスト平均法で積立てていくと、最終的に売る時の値段によって利益が大きく変化します。年単位でタイミングをずらせればいいのですが、定年後に向けての積立や、子供の教育資金のために運用する方が多いと思います。流石に3年5年と待っているわけにもいきませんよね。
徐々に安定した資産へ移していくのが一般的な方針です。
1番安定した資産は貯金ですね。後は国債とか。
この辺りはご自身の状況と目的によって違ってくると思いますので、途中から1年に1回は見直してみるといいかと思います。