失敗しないレシピで失敗。シュークリームがふくらまなかった件について
よく失敗しない〇〇っていうレシピありますよね。
久しぶりにシュークリームをいっぱい食べたいという欲望により、シュークリーム作りに挑戦しました。
で、みごとに失敗しましたので原因を探ってみました。
失敗しないレシピでシュークリームがふくらまなかった件について
シュークリームをいっぱい食べたいという欲望のまま、中学生以来のシュークリーム作りです。
中学生の頃も散々失敗して、やっとコツをつかみかけたところでやめてしまったお菓子作り…。
もうかれこれ〇十年前です。心配だったのでクックパッドでレシピ検索…。
失敗しないシュークリームのレシピがあったので挑戦しました。
が、みごとに膨らまない。ぺちゃんこです。
おせんべいのような薄さ。
夫には「ナンみたいに食べれそうだよ」となぐさめを頂きました。
失敗しないレシピでもやっぱり失敗するんですよね。
次回失敗しないために、シュークリーム作りのコツを調べてみました。
失敗の原因とシュークリームを膨らませるコツ
シュークリームの失敗の原因とふくらむコツを調べてみました。
1.シュー生地は、生地の水分が焼く時に蒸発することがふくらむ為に必要です。
●バターを冷たいまま鍋に入れると溶けるまでに時間がかかり水分が蒸発して、水分が少ない生地になる可能性があります。
→はい。バター冷蔵庫からそのまま出して鍋に投入しましたね。
2.小麦粉のグルテンを発生させて、デンプンを糊化させます。
●水や牛乳とバターをしっかり沸騰させた鍋に小麦粉をいれて練って火にかけ、生地の温度が80前後か、鍋底に薄い膜が張るまで加熱します。
→テフロン加工の鍋でやったら鍋底の薄い膜が張らなかったんですよね。加熱しすぎると油分が分離して、それも膨らまない原因らしいので、加熱しすぎですね。
テフロン加工のお鍋で作るのはやめておきましょう。
3.卵も生地をふくらませる役割。卵の量は多くても少なくてもダメです。
●何度かに分けて卵をまぜ、ヘラですくった時に生地がゆっくりと落ちて、ヘラに逆三角形でとどまるくらいになるのが目安です。
→レシピの分量で作ったら卵が半量の時点で、すでに生地がしゃばしゃばになってしまいました。卵は分量通りではなくて、生地の固さを優先させ、卵の量でむしろ調節するのが重要だそうです。
生地のかたさが不均一でもキレイにふくらまないそう。今回は小麦粉をふるいましたが、ふるわないとムラになってしまいます(デンプンの糊化がすすみにくくなる)。
4.デンプンが冷めると生地が硬くなるのでふくらまない。
●オーブンにいれる前に生地の温度は下がらないように、生地の表面が乾かないようにすぐに焼く。
→卵が冷たかったんですよね。かなり生地は冷たくなっていました。
シュークリーム成功のコツ
つまりシュークリームを成功させるためには
- バター、卵は室温に戻しておく(卵は少し温めておくくらい)
- 薄力粉はふるっておく
- バターは小さく切っておく、卵はよくほぐしておく
- オーブンは予熱しておく
- 水分と油分(バター)に小麦粉を混ぜて火にかけるとき加熱しすぎ注意、湯煎でも可(練り時間の目安は10秒〜1分30秒)
- 生地が温かい状態で焼くために手早く行う(生地は持ち上げた時に、逆三角形にゆっくり落ちるくらいの固さが目安、なめらかで艶があり、生地の温度は40度前後がよい)
- 焼く前に生地の表面に水分を霧状にかける(表面の乾燥を遅らせ、生地がふくらみやすくなる)
- 完全に焼けるまで、焼いている最中はオーブンの扉は開けない(高温で一気にふくらませ、低温でさらに焼くことで生焼けを防ぎ、しぼみにくくなる)
欲望のおもむくまま
レシピ通りの分量で、いろいろ失敗してもしょうがないことをしつつ作った結果、クレープ生地のようなゆるーい生地が出来上がってしまいました。
そのまま焼いたものが、夫にナンと言われたものですね。
これではふくらまないと流石に気づいて小麦粉を大量投入し、一度出来上がった生地を再度火にかけて卵を追加投入してわずかにふくらんだのが冒頭のシュークリームです。
よく失敗するパターンですね。
カスタードクリームと生クリームでごまかしております。
とりあえず、甘いものを欲望のまま食べてお腹は満たされたものの、シュークリームな感じではなかったです。
シュークリームって難しいですよね。
また、機会があれば再挑戦しようと思います。