超初心者のための「iDeCo」って何?
iDeCoは「個人型確定拠出年金」といって、自分のお金を自分で積立てると税金が控除される制度です。
通常いろいろかかる税金が、運用後に受け取る時だけになります。受取り時の税も全額かかるわけではなく、控除されます。
おすすめする人
60歳まで使わなくていい余剰資金がある
iDeCoは60歳まで引き出し出来ません。
月に5千円なら、ないものとして生活できる
月5千円から始められます。千円単位で自由にいくらを運用するか決めることが出来ます(上限あり人によって違います)。
年単位でまとめて入金することも出来ますが、事前に年間計画を提出するなどちょっと面倒です。
おすすめする理由
とにかく節税がすごい
40歳で会社員が満額の2万3千円でiDeCoに加入した場合税制優遇は以下の通りになります。
年収 | 300万円 | 400万円 | 500万円 |
---|---|---|---|
1年の軽減額 | 4万1400円 | 4万1400円 | 5万5200円 |
20年の軽減額 | 82万8000円 | 82万8000円 | 110万4000円 |
政府の用意してくれている投資商品が優秀
iDeCoは貯金型の運用商品もありますが、投資信託がおすすめです。
iDeCoが使える投資信託は数が限られていますが、政府厳選の優良な投資先ばかりです。
どれを選んでもある程度安心して運用出来ます。
投資信託では、長期間投資すればするほどマイナスになる可能性が低くなり、10年以上の長期投資でマイナスになる可能性がほとんどなくなります。
株の市場は、長期で拡大し続けています。長期で上昇し続けているものは、短期で多少のプラスマイナスはありますが、長期投資すると上昇幅分だけ利益が出ることになります。
現在主流の日経平均などの指数に沿って運用する商品(インデックスファンド)は、これを利用して長期で運用するのがおすすめです。
おすすめの投資信託
投資信託でも手数料が違ってくるので、手数料の安い大手の会社の商品を選びましょう。毎年かかる手数料はバカにできません。
さらに、長期投資するので長期で利益が出ている投資信託を選びます。
つま子おすすめの投資信託は
上記で説明したインデックスファンド(指数に沿って運用する投資信託)でも、米国のS&P500がおすすめです。
楽天証券ならバンガード社(バンガード・S&P500インデックス・ファンド)、SBI証券ならeMAXIS slim(三菱UFJ-eMAXIS slim米国株式)をおすすめします。
ただし、米国への集中投資はおすすめしません。必ず分散投資しましょう。
つま子は現在、米国のS&P500(バンガード・S&P500インデックス・ファンド)と、全世界(eMAXIS slim全世界株式 除く日本)へ分散投資しています。年齢が高くなったら自分の資産状況をみて、さらに低リスクな国債や預金型の投資に組み替えていこうと考えています。
投資信託にもバランス型(低リスクなものと高リスクなものが混ざっている)と、高リスク型(新興国の国債など)、中リスク型(米国や日本などの先進国の株)、低リスク型(先進国の国債や貯金)など様々です。
自分の預貯金に合わせて(預貯金が少なければ低リスクを選ぶなど)調整していきましょう。
老後資金をつくってみよう
40歳で会社員が満額の2万3千円でiDeCoに加入した場合60歳まで運用すると
運用期待利益 年収 | 3% (低リスク) | 5% (標準目標) |
---|---|---|
積立元金 | 552万円 | 552万円 |
運用益 | 203万946円 | 393万3774円 |
合計金額 | 755万946円 | 945万3774円 |
益である5%だと約945万円を60歳までに用意出来ることになりますね。
老後資金のかなりの部分をカバー出来るんではないでしょうか。
iDeCoを使えて60歳まで引き出さなくても大丈夫な人は、とにかく節税メリットが大きいので5千円からでもはじめてみることをおすすめします。