母乳主体の育児あきらめました 母乳拒否からの哺乳瓶買い足し
哺乳瓶って皆さん何を使ってらっしゃいますか?
産前は乳頭混乱なんて一部の人がなるものだと思っていました。なので、何も考えずにスリムタイプの哺乳瓶を買ったのですが、母乳拒否になりかけて安易に考えていたことを後悔しました。母乳主体はあきらめたものの、よろこんで飲んでくれるようになるまでの体験をご紹介します。
おすすめの哺乳瓶
正直、母乳実感のプラスチックの大きめのが2〜3個あれば、それだけでよかったかなと思います。
母乳もそこまでたくさんは出てないし、3ヶ月くらいで小さいのでは足りなくなってきました。
つま子は最初スリムタイプを買ってしまって、一応今も使っているので一緒にご紹介します。
スリムタイプ(↓写真左)
スリムタイプはバッグとかに入れやすいですし、哺乳瓶の乳首も入れやすいし、哺乳瓶の乳首との接続も楽々です。
デメリットは粉ミルクを入れにくいし、洗いにくいです。消毒の前にタンパク質を落とさないといけないので、哺乳瓶用の(食品もOKな)洗剤で洗うんですが、口が狭くてスポンジが入りにくいです。毎回、洗剤で洗うことを考えるとかなりの手間です。
母乳実感の哺乳瓶(↑写真右)
母乳実感の哺乳瓶は洗いやすいし、粉ミルクが入れやすい。粉ミルクのスプーンが濡れると衛生面がよくないので気を使います。
デメリットは乳首が少し入れにくいのと、哺乳瓶と乳首の接続部が傾いて入ってしまうことが多く、接続部からミルクがこぼれてしまったことが沢山あります(気を付ければ全然大丈夫なんですが、かなり眠くてそこまで注意がまわらず…)。
産後の母乳拒否
妊娠中から乳首のマッサージを推奨されていて、本当は妊娠の後期からですが初期〜中期のうちからYouTubeを観て乳首のマッサージをしていました。
そのかいあって、助産師さんからは飲みやすそうな形をしてるねって言われたんですが。産後は直接母乳を全然飲んでくれなくて、咥えてはくれるんですが、だんだんと嫌がるようになってしまいました。
乳頭がまだまだ硬くって、母乳の量自体も出てなかったので全然飲めなかったんだと思います。
新生児の頃は反応もないし、産まれた我が子に母親として拒否されたようでショックでした。
産後の体のダメージが回復してないのに身体をろくに休めも出来ず、睡眠不足で全く頭が働かないし、助産師さんにはもっと吸わせて、搾乳してって言われます。
産院で覚えなきゃ後で自分が困るのもわかっているので、もう本当に必死ですよね。
搾乳を頑張って母乳は少し出るようになりましたが、直接吸ってはくれず、助産師さんからは「乳頭が赤ちゃんの口の大きさに対して大きすぎるのかも。赤ちゃんが大きくなれば吸ってくれるかもしれないから」と言われました。
さらに、乳頭が硬すぎると言われて痛いのを我慢しながら乳頭を押しつぶすマッサージをしていました。
里帰り先でも母乳拒否
里帰り出産だったのですが、ご飯は出てくるし家事はしなくてもいいものの、赤ちゃんの世話や母体のメンテナンスは自分でやらなければなりません。「産まれてから1ヶ月までの新生児の時にとにかく母乳を吸わせる」って母乳育児では良く書かれてるんですが、そもそも嫌がって咥えることもしてくれません。
想像以上の大変さ
産前は母乳って苦労しなくても出てくると思ってましたし、赤ちゃんは普通に吸ってくれるんだと思ってました。
子育ての苦労話はよく聞いてたけれど、いちいち色んなことが想像以上に大変すぎるんです!
ホルモンのせいではない原因
何で世の中に「ホルモンのせい」とか「何となく大変」みたいな感じでしか知らされてないんですかね(私が興味なかったせいかもしれませんが)?
私は少なくともホルモンのせいじゃなくて、寝不足と子供に対する責任感と、知らないことに対する不安と、母乳拒否で精神的に不安定になりかけました。
子供が嫌がってるのを咥えさせるのも、ミルクで育つのに母乳で育てようとするのは母親のエゴなのかなとか。
母乳拒否の時にしたこと
- 搾乳したものを哺乳瓶の蓋に入れて(コップの代わり)飲ませる
- 母乳実感の哺乳瓶
- 搾乳機を買う
少しづつ飲ませる練習をしました。
母乳を咥えることにチャレンジして、それでも嫌がるならすぐに辞めてミルクにするをひたすら繰り返しました。
ほとんど咥えてはくれませんでしたが。
蓋で飲ませる
乳頭混乱の可能性があったので、なるべく搾乳したものを哺乳瓶の蓋に入れて飲ませていました。これがまた、すっごく時間がかかるんですよね。かなりこぼしてしまいますし、服もすぐに変えて洗って、手間がかかります。
搾乳していたらすぐに手が腱鞘炎のように痛くなって、すぐに自動の搾乳機を買いました。そこに付いていたのが母乳実感の哺乳瓶です。
母乳実感の哺乳瓶を買い足し
スリムタイプの哺乳瓶の時よりも少しは母乳を咥えてくれるようになりました。しかし、哺乳瓶が1個では全然足りないので、桶谷式の哺乳瓶と迷っていたのですが、母乳実感の哺乳瓶をさらに買い足しました。母乳実感の哺乳瓶は良かったです。
自動の搾乳機 出番は少ないけど買って良かった
自動の搾乳機は、手が疲れなくていいのですが、少し搾乳されたらもう自動では搾乳できなくなってしまいます。残りの胸の下とか脇とかをマッサージしながら結局手で搾乳していました。
さらに、動く音はそんなに大きな音ではないのですが、子供が起きてしまうのであまり使えませんでした。
搾乳が本当に大変で手が痛かったので、手動ではなく自動の搾乳機を買って良かったなと思います。他の人の手を借りることが出来ない部分だったので、使う時間は短かったですが、本当に助かりました。
母乳主体の育児をあきらめた理由
母乳育児の際は、100日までになるべく母乳を子供に飲ませて、ダメなら搾乳しないといけません。
母乳育児のルーチン
実際には、乳首を柔らかくするためにマッサージして母乳にトライして(5〜30分くらい)ミルクを作って飲ませて(15分くらい)ゲップをさせて(5分くらい)…30分〜1時間がすぐに過ぎていきます。
そこから搾乳が30分ちょっと。
さらに哺乳瓶を洗って。しかもミルクの前(後にも)オムツ替えがあります。
たまたまきっかり3時間泣かなかったとしても、良く言われる3時間は授乳をはじめた時間です。なので、母乳育児の最初の1〜2ヶ月の空いてる時間は恐ろしいことにゼロから1時間くらい。その間に寝たりご飯を食べたりお風呂に入ったりしないといけません。さらに寝かしつけと、子供のお風呂もあります。
無理ゲーじゃないですか?そりゃノイローゼ気味になるわ。追い込まれもするわ。
つま子は体力と精神の限界を感じて諦めました。
ミルクもあるし、やらなきゃいけないのは分かってるけど、体力が限界で体が動かないし、かなりストレスでした。
実家ならではの苦労
実家なので祖父も同じ部屋にいます。搾乳しに別の部屋に移動する体力もなく。母乳を咥えさせるのを見えるところで行うのはためらわれます。
冬だったので、居間しか新生児が耐えられる暖かさの部屋はないです。
おくるみや毛布でぐるぐる巻きにして別の部屋に移動して母乳を咥えさせて、拒否されて、戻ってミルクをあげて、自分だけ部屋に戻って搾乳する。部屋も寒いので(寒すぎて、エアコンの性能的に暖まらない)母乳も余計に出なかったです。
次に冬に出産する時は、里帰りはやめようかと思ってます。
はじめての出産で、そんなものだと思って里帰りを決めたのですが(1人で乗り切るか、里帰りのどっちかしか選べなかった)、実家の祖父母にはもちろん本当に感謝していますが、正直少し自分の準備不足と認識の甘さに後悔しました。
もう少し考えて、色々準備しておけば良かったです。
実家は家とは違います。様々なことは祖父母に合わせないといけません。
コロナで買い物も行けず、夫とは接触禁止、そもそも実家にいることもコロナの時期に田舎では良く思われません。
頑張れなかった
環境を整えていなかったのと、体力的にも精神的にも頑張れませんでした。
産院でも夜中の母乳の時に手伝ってくれる人がいないとキビシイとは言われていたのですが、現実にはそんな夜中まで手伝ってくれる体制にはなりませんよね。
頑張ったら母乳主体を実現出来たかもしれませんが、他のいろんなこと(家事、夫との関係、実家との関係、精神的な安定とか)を犠牲にしないとつま子には実現できそうになかったし、そこまで頑張れなかったし、他のことも大事だったので優先順位としては母乳は主体でなくてもいいと判断しました。
目的は我が子を無事に元気に育てること
正直くやしいし、憧れていた育児が出来ないのは悲しいですが、目的は我が子を無事に元気に育てることです。
免疫が渡せれば、目的は果たしているし、今はミルクだけでも全く問題なく育ちます。
とりあえず100日間は頑張ってひたすら咥えさせて拒否されたらすぐにミルクを繰り返し、ミルクの後に搾乳していました。あとは余計なことは考えず、子供を無事に元気にということだけに集中するようにしていました。
2ヶ月になる少し前から少しずつ咥えて飲んでくれるようになり、一進一退で、また拒否になったりを繰り返していましたが、3ヶ月になる頃には 自分で吸い付いてくれるようになりました。
母乳育児って本当に大変ですよね。
始めの方から母乳が出る人もいますが、3ヶ月を過ぎないと安定しないし、離乳食が始まったら母乳の量が減るし、生理中でもつま子は量がすごく減ります。
目的をよく考えて優先順位をつけていきましょう。
すべてが上手くいくことなんてありません。
特に子育てはうまくいかないことだらけですが、うまくいかないことに集中しすぎず、いろいろなものを利用していきましょう。