我が家の貯金箱

お家大好きつま子と、自然大好き夫の子育て奮闘の日々 アラフォーでもあきらめない!子供の教育資金と老後の資産形成始めました。

妊娠前の誤解

妊娠前は「つわり」と「出産の痛み」が大変、産んでからは「眠れずに子供のお世話する」のが大変って思ってました。

 

妊娠があんなに大変だったなんて…

妊娠初期

つわりの前までは妊娠前とほぼ同じ考えでした。『妊娠出来てよかったなぁ〜流産もあるしちょっと不安…』そんな軽い気持ち。

つわりで、『あれっ?ちょっと大変だぞ?』ずっと車酔いが続く感じで、気持ち悪くて食べれませんでした。

ここまでは予想通り。

 妊娠中期

つわりが治った後が大変でした。車酔いの感じは結局産み終わるまで治らなかったし。

ただ「生きてるだけで疲れる」。さらに「お腹の痛み、張り」が本当にすぐに起こるんです。ちょっとかがんだり、普通に歩いたり…。普通の日常生活おくれませんよね!

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動くこと自体は何ともないんですよね。ただ、動くと時間差でお腹が張って痛みが出てくる。お腹が張っても痛みが出ても早産リスクがあるので休むことしか出来ない。

少し動いて休んで、ちょっと仕事して休んで。『もどかしい…。でも子供のため…。自分だけの子供じゃないし、流産したらどうしよう。周りに申し訳ない。』がぐるぐるまわってましたね。周りは理解もあって休んでてって言ってくれるんですが、迷惑かけるのがいたたまれない。今まで出来ていたことをやるとお腹が張って痛みが出てくるし、余計に迷惑かかる状態。したいけど出来ない状況はかなりストレスでした。

 

注)痛みや張りがひどくなると仕事禁止が言い渡されたりします。早産にもなりやすく、あまりに早く産まれると子供が育たなかったり、障害が残ったりするようです。

妊娠後期

お腹が大きくなってくると動きにくいのは予想通りでした。それよりも「胎動」が地味にかなり痛い。当たりどころが悪いと一瞬息が詰まります。赤ちゃんってものすごく動くんですね。慣れると動かないのが心配になってくるんですが、痛いものは痛い。お腹をつねられる程度の痛みが何十回も。

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お腹の中から、内臓やらお腹やらを蹴られたり押されたりするので痛いのは当たり前なんですけど。ドラマとかでお腹をさすって「あっ、動いた」なんてのを想像していたつま子には衝撃でした。痛みで寝れないくらいには痛かったです。

出産

出産は鼻からスイカと言われるようにものっすっごく痛いと思っていたので、本当に恐怖でした

未知の体験で、しかもものすごく痛いと周り中から脅される。ネットでも痛いとか何十時間とかひどい体験しか載っていないし。たまーに安産でしたって人は本当にさらっと流してあってよく分からなかったです。

 

とりあえず、力み逃しのYouTube動画を見まくって力み逃しは上手く行きました。分娩台に乗るまでは…。分娩台に乗ってからは、勉強した力み逃しの方法が使えず、本当に痛かったです。まさしく「のたうちまわる」。自分1人では耐えられなくなって、コロナで家族もいなかったので、助産師さんを2度ほど呼び出しました。

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どう出産がすすむのか分からないので、ひたすら痛みに耐えるだけ。終わりも分からないのがストレスでした。そのうち、いきなりもう産みますってなって、それからはあっという間に。力むのも4・5回くらいで終わりました。

妊娠前は、赤ちゃんを出すのが痛いと思っていましたが、力み逃しの方がつらかったです。それも、産む直前だけでした。つま子は安産だったので参考にならないかもしれませんが、YouTubeの力み逃しの動画はものすごく役にたったので、ぜひ見てみてください。

www.youtube.com

出産後

正直、出産後が一番大変でした。

妊娠前は出産の産む時が一番大変だと思っていましたが、産んでからの方が大変。

体力と精神力の限界を感じました。特に産院を退院してから2ヶ月半くらいが本当にキツかったです。3か月くらいになったら少しまとまって寝てくれるようになって、自分の睡眠時間がとれるようになって、育児にも少し慣れてきたので、一息をつけるようになりました。

子供が動きまわるようになったら、また大変になるんでしょうが…。

 

妊娠前は、もっと母性が自然にぶわっと出るもんだと思っていました。母性は今も正直あるのか分かりません。子供は可愛くなってきたし、子供との関係性も出来てきたけれど、「可愛い💗」っていうものではなく、「責任があるから守らなきゃ」って感じです。これが母性なんですかね?

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妊娠前はホルモンの変化でもっと情緒不安定になったり、どうにかなるのかと思っていましたが、出産の時も出産後も理性は残っていたし、理不尽な怒りはなかったです。

ただ、PMS時のように怒りの沸点が低くなったり、余裕がなさすぎて言い方を考えたり、相手に合わせた対応が出来なかったり、笑顔でいる余裕はなくて雰囲気が悪かったとは思います。

自分に余裕がなくなったら「ああなる」んだなぁといい勉強になりました。

 

妊娠前は出産後の自分の体のことなんて全然考えていませんでした。出産して、子供、家事、夫のことをしたその後に自分のことです。夫は幸い出来ることはやってくれますが、正直それでも時間なんてありません。

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悪露もかなり大変だし、すぐに生理ははじまっちゃったし、ダイエットするのに運動する時間なんてそもそもないし(時間とれても子供起きちゃって結局色々しなきゃいけないし)、母乳出すのに食事内容も量もある程度決まってくるし、体型をすぐに戻すとしたら、子育てを外注するか、お金をかけるか、特異体質か。

 

何とかはなる(する)けれど、分からないことを調べながら1人での子育てはそうとうキツイですね。

 

妊娠前のいろいろな誤解は勉強不足によるものもありますが、ドラマとかイメージとかの先入観って怖いですね。出産は大変、子育ては大変だけど幸せ、母親は母性のかたまり的な自分のイメージの強さにびっくりしてしまいました。

 

今までの人生でこんなに先入観やイメージとかけ離れていた体験はそうそう「ない」です。あっても何となく違うんだろうなぁと社会勉強して分かっていくものですが、妊娠出産は社会勉強する前に放り出された感覚でした。

 

もう少し妊娠、出産、子育てが特別なものではなく、人生で体験する一般的なものとして世間に実態が認知されるようになればいいなと願います。